ルリマツリモドキ
秋の風情を感じさせるシュウメイギク
クランベリー

園芸店にクランベリーが売られていました
かわいい実もなっています、丸いコロンとした実です
北アメリカなどが主産地の果実です
ツツジ科の低木、高山植物のコケモモなどの仲間です
寒さが来る頃真っ赤な実に成ります

アメリカでは秋の終わりにクランベリーの畑に水を注ぎ水没させて
木を揺さぶると、果実が水上に浮かびます
それを排水してすくい取るという大胆な方法で収穫するらしいです
まことにアメリカ的と言うか、なりふり構わぬ農業ですね

クランベリーはとても酸っぱいので生での食用は無理があります
それで果汁を絞り砂糖を加えたジュースや
果実に砂糖を加え乾燥させたドライフルーツが販売されています
人間の体に有用な成分を豊富に含んでいるそうで
尿路感染症の治療にも使われるそうです

サンゴジュ

サンゴジュに赤い実がなっています
日本から台湾が原産のスイカズラ科の樹木です
成長が早く常緑で秋には赤い実を実らせます
公害に強いので街路樹には最適だとか

以前はミカン園の防風垣に盛んに植えられてきました
しかし木が旺盛な生育をして手に負えなくなるので
今ではその様なミカン園も見かけることも少なくなりました
よくいろんな害虫が発生しますが、それがもとで枯れる様子のない木です

サンゴジュの特徴は何と言っても難燃性でしょうか
そのため防火林には最適なのですが
少々大げさになる木でして、屋敷内に植えるには難点が多いです
繁殖は挿し木が容易ですが、種からも増やせます
今の赤い実はほどなく黒くなって落下してしまいます

カンナの花お疲れさまでした

カンナの花が終幕を迎えています
暑いのはいくら暑くても平気なカンナ
気温が下がってきてそろそろおしまいの季節です
カンナの原産地は熱帯アメリカです
暑いのが大好きな花です

すこぶる丈夫な花でして、暖地では植えっぱなしでも大丈夫
寒くなれば地上部は枯れますが、球根は残ります
枯れて行く地上部には丸くて黒い種がついています
この種はすこぶる硬くて発芽さすにはヤスリで皮を傷つけます
蓮の種もそうですがカンナも数十年経過しても発芽するそうです

カンナの花は仏教徒も関係が深く
カンナは仏陀と言う意味も持っているそうで
悪い悪魔がお釈迦さんをめがけて大きな岩を投げたそうです
幸いお釈迦さんには当たらなかったものの
砕けた破片がお釈迦さんの足に当たり出血
そこから真っ赤なカンナが生まれたと言います

ツユクサの花が美しい

この夏は猛暑でツユクサも息き絶え絶えでしたが
ここに来てようやく生気を取り戻し元気にになりました
真夏の頃よりも花の色が濃くきれいです
ツユクサの花は周りが暗くなると花を閉じます

本当はもう少し後に写真にすれば全開の花になるのですが
ツユクサは農家にとっては余り歓迎されない草です
そのわけは元気が良すぎるのです
草むしりをして地面にツユクサを置いておくと
そこからいつのの間にか根をだして復活するのです

ツユクサを食べたことがありますか
これは食べられるのですが味はほとんどありません
大災害の時の非常食に覚えておいてください
若葉をゆで3ておひたしに、汁の実に
癖のない野草ですが、調理を工夫すればおいしく頂けるかもしれません

コブシ??(ハナミズキノ実)

ハナミズキに面白い形の実がなっています
なんだかごつごつしていて奇妙な実です
この様子が手をを握りしめた時の様子に似ていることから
コブシ。握りこぶしの様だから
モクレンの仲間はみんなこんな形の実をつけます

その代表的なのが早春に白い花を咲かすコブシなのです
その仲間のハナミズキの実が写真の物です
いまハナミズキが好んで街路樹などに植えられています
それでこんな奇妙な形の実がなっているのを見かけられたことも多いでしょう

このげんこつ様の中にはいくつかの種が入っています
そして間もなく秋たけなわの頃外皮が割れてきます
そうすると中から真っ赤な種子が出てきます
その種子は糸状のもので外皮と繋がっていて
空中にぶらぶらと言う感じになります
なぜこんな生活様式になるのか不思議です

ゴシユュウ
ユズリハ
ツリガネニンジン

秋になりこれからはツリガネニンジンの花色が冴える時期です
キキョウ科の多年草で今草原や田んぼの土手などに花が咲いちぇいます
花の形は小さいベルのような形なので覚えやすい花です
春にはツリガネニンジンの若葉は食用になります

私も見つけてはいただいてきまして茹でてお浸しに煮ます
山菜の中ではおいしい部類です
この根っこは漢方薬になります
シャジンと言いまして、鎮咳強壮の効果があるそうです
またゆで汁は水虫などの皮膚病にも効くと言います

根は深く直根で地中に真っすぐに入っています
これを掘り上げるにはかなりのパワーがいります
掘り取ったものは薄くスライスして乾燥させ
必要に応じて煎じて飲むという段どりです
花も美しく可憐なので少しは保護したいものですね

サフランモドキ

サフランに似た花を咲かすサフランモドキが咲いていました
普通は春に開花するらしいですが
この花の事をレインリリーと言うそうで
雨が降れば花が出て来るというような意味合いらしいです
ことしの猛烈な高温少雨に、参ってしまい
ようやく今頃の開花でしょうか

ヒガンバナ科の球根植物です
原産地はメキシコ周辺だそうです
日本では観賞用に栽培されてきましたが
今ではあちこちに野生化して思わぬところに花が咲いています

この花は有毒でして、誤って食べないようにご注意ください
症状は嘔吐、下痢、けいれんなどかなり激しい症状の様です
植え付けは春に球根を植え付けるのが良いとされています
植える場所は、日当たりのよい, 適当な湿気のあるようなところに野生が見られます
そのような場所が御好みの様です

ユリのむかご

ユリの花のムカゴが出来ています
葉の付け根に上から下までびっしりとついています
先がとがったお結びのような形です
これはいわばユリの種のような物でして、植えておくとユリになります
もともと地上に落下して条件が良ければ根を下ろすものです

そんなユリのムカゴですから植えると言っても
土はかけないほうがいいようです
適度な湿度があれば自然に根が土の中に伸びだします
このユリの品種はオニユリの様です
おせち料理に使うゆり根を取るためのユリです

ムカゴを植えてから大体2年目には花が見られそうです
他におせちで余った球根を植えるという方法もありますが
このムカゴを植える方法なら一度に大量に苗ができます
ユリは乾燥に弱いので乾かし過ぎないように
また背丈が高くなるので支柱も立てて栽培します

ワレモコウ

我もまた赤いという意味の吾亦紅と言う名前です
バラ科の多年草の草花です
いまが花時ですが、花と言うよりも丸い穂状です
これは花が集団で集まったもので、実はガクの集まりです

原産地はユーラシアや朝鮮、日本などやや涼しいところ
ワレモコウの育てるうえで注意点は
過湿にしないことと、乾かし過ぎないこと
かなり難易度が高いですね
普通は草原や田んぼの土手などに自生しているものです

和歌山の有田郡有田川町の某所に自生地があります
そこから種をいただいてくるのですが
やはり育てるうえではむつかしい部類に入ります
まもなく種ができて今年の成育は終わりですが
そのまま刈り取ってドライフラワーにもなります
どこかで見つけたらぜひお試しください

クサギの花
センニンソウ

センニンソウの花が盛んに咲いています
時には樹木に這い登り白いベールの様になっています
このセンニンソウ、キンポウゲ科の多年生植物です
センニンソウと言う名前は
これの種が白くて長いまきひげをつけているからです

巻ひげは空気の乾燥した冬の日に
風に乗って遠くに種を運ぶためにありますが
あたかも仙人の巻きひげの様だと言うことからセンニンソウになりました
昔の人は仙人に出会ったことがあるのですね??
園芸植物のテッセンの仲間です

センニンソウはどこにでも生えてきますが
これを除草する際に草の汁が肌につかないようにしてください
深刻な皮膚炎を起こすからです
一般にキンポウゲ科の植物はおおむね有毒ですが
このセンニンソウは強力です

ハナガサ??
嫁に食わすな
玉ねぎ
玉ねぎ
歴史的建造物岩出市一乗閣
スカピオサ
クズの花咲く

連日の猛暑に飽きはどこに行ったのかと思いますが
野原ではちゃんとクズの花が咲いていました
秋の七草のひとつです
春の七草はみんな食べられますが
秋の七草は花を観賞するものですね

それでは、おさらいです
ハギ、オバナ、キキョウ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ
現在はモナさんはお忙しくて野原を散歩される機会も少なく
秋の七草の風情に浸ることも少なく
また環境の変化から、絶滅に近い草花もあり
フジバカマなどは自然条件では見ることがほぼありません

このうちクズだけは元気が良すぎて
農地などに侵入してきて農家を困らせています
またクズの根は澱粉を多く含んで栄養満点
それをイノシシが掘り起こして肥え太ります
くずもちなど高級和菓子の材料に
このクズの根からとれた澱粉が使われますが大変高価です

ヒネム
ニオイバンマツリ
フウセントウワタ
ウドの花

ただいまウドの花が満開です
花火のような花が放射状に並んでいます
なんだかコロナウイルスの画像にも似ていますが
純白の花はかわいいです
この花も天ぷらにするとおいしいのだそうです

ウドは春には山菜として有名ですが
最近はウドの根をイノシシが食い荒らすのか、
今までたくさん生えていた場所からは姿を消しました
早春に売られている軟白のウドよりも
山にはえる青ウドの方が格段においしいのですが
残念です。山菜ファンも多いというのに

独活の大木柱にならぬ。と言うことわざもあります
役に立たない者の代表格ですが
実際はウドは風邪ひきの初期症状には効能があるそうです
ちゃんと漢方薬としての収載もされています
木曽の御嶽のスキー場には無数に生えていて
旅の途中たくさん取ったのはいい思い出です
(写真が悪くて失礼いたします)

ストレプトパーカス
ツバキの実

ツバキの実が大きくなってきました
丸い実の中には硬いからに包まれた種が入っています
この種からは良質なツバキ油が搾られます
でもかなりの量がまとまらないと製油所は相手にしてくれませんが
紀の川市にはサンマイ塚と言うのがあります

このサンマイとは共同墓地の事です
亡き人が埋葬された墓地にはツバキの木がたくさん植えられていて
そこからはたくさんのツバキの実が取れます
村人たちはその実を集めて売却し
共同墓地の管理費用に充てたそうです

ツバキ油は肌によくなじみ、化粧品に多用されます
肌荒れやニキビの解消には優れた効果があるようです
頭髪化粧品では頭皮に良く浸透して
ふけやかゆみの防止に効能があり
食用としてもおいしい油として有名ですが、効果で手が出ませんけれど
