ツユクサ

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ツユクサがますます色鮮やかになってまいりました
この花の最盛期は7月ごろですが、今なお美しく花を咲かせています
東アジアが原産の野草ですけれど
これは食用にもなります、ただ取り立てて美味とは言えないけれど

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ツユクサは朝に花を開き夕方には閉じてしまいます
そんなことからはかないものの代名詞になっています
古くはツキクサと言われていたそうですが
万葉の昔から人々に愛されてきたようで
万葉集にツユクサの唄も収載されています


月草のうつろひやすく思へかも我が思ふ人の言も告げ来ぬ

月草に衣ぞ染むる君がため斑の衣摺らむと思ひて

月草に衣色どり摺らめどもうつろふ色と言ふが苦しさ

月草に衣は摺らむ朝露に濡れての後はうつろひぬとも

朝露に咲きすさびたる月草の日くたつなへに消ぬべく思ほゆ

2291: 朝咲き夕は消ぬる月草の消ぬべき恋も我れはするかも

2756: 月草の借れる命にある人をいかに知りてか後も逢はむと言ふ

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このツユクサの仲間のアオバナと言う品種は大事なものです
アオバナの花弁を取ってその花の汁を友禅染の下絵を描くのに使います
水に濡らせばその色彩はすぐに溶けて流れてゆきます
ツユクサのない時期のために
これを紙にしみこませて色紙にしておいて
冬場は色紙から色素を得るという、これを考えた人素晴らしいですね

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